Rockin' Christmas 2018

長らく東京で続いていた

このロッキンクリスマス。

大阪でも初の開催となった。


秋のツアーの最後に、

セットリストもだいぶ変えたい、

特にクリスマスの2曲を

みんなで一緒に歌いたい、

とMCをした元春。


宣言どおり、白夜飛行でスタート。

しかし、この日のライブも

コヨーテバンド期主体の構成。


いまやコヨーテバンドは、

ハートランド

ホーボーキングバンドと並んで、

キャリアを支える大きなバンドに。


と同時にコヨーテバンドは、

他の2つのバンドをリアルタイムで

経験できない若い世代の僕らにとって

まさに「俺達のバンド」なのである。


前半は2018年ツアーの

ダイジェスト版的な構成であったが、

「いつかの君」では今までに

なかったタメが作られるなど、

着実にバンドの演奏として

アップデートしている姿を見せた。


そして前半の山場は間違いなく、

「みんなの願い叶う日まで」。

マンドリンの優しげな音色に

導かれて、想いを馳せ、

最後はメリークリスマスの合唱。


勢いそのままに最新のナンバー

「純恋」で1部はフィニッシュ。


2ndステージは打って変わって、

「ZOOEY」アルバムを大胆に

フィーチャーした内容に。


「君と往く道」はアルバムと同名の

元春の愛犬、ゴールデンレトリバー

との曲であろうか。


「詩人の恋」はラブソングだが、

オーディエンスの我々と、

元春との曲に聴こえた。


「二人過ごしてる日々」は

「あとどれぐらい」続くは

我々にはわからないが、

「どこか居心地のいい居場所」

である今日のライブを通して、

「君といつかこの世界を

変えてみたい」と優しく歌う。


この日印象的だったのは

コヨーテのナンバーを歌っている際、

しきりに若い世代を見ていたことだ。

この歌は君たちに届いてほしいとも

言いたげな眼差しで歌いかける。


なぜそう感じたかというと、

終盤の元春クラシックの数曲では、

古くからのファンを見ていたから。


元春はいろいろな世代

音楽によってつなげながらも、

それぞれの世代とそれぞれの曲を

分かち合っているのだ。


クリスマス・タイム・イン・ブルー

では「古い人達も新しい人達も」

Tonight's gonna be alrightの合唱。

複数の世代が一つになった瞬間だ。


幸せな気分だけで終わらないのが、

佐野元春のショー。

アンコールでは

アルバム「カフェボヘミア」から

エッジの効いたナンバーをドロップ。


しっかり日々に

ファイティングポーズをとって

この日のライブを終えた。


もしこのライブが好評だったら、

来年もぜひやりたいという元春。

ぜひ開催してほしい。


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・セットリスト

佐野元春&THE COYOTE BAND 

2018.12.20

@Zepp Namba (OSAKA)

全席指定 1F◯列◯番

[1st]

01. 白夜飛行

02. 君が気高い孤独なら

03. バイ・ザ・シー

04. 悟りの涙

05. 新しい雨

06. いつかの君

07. みんなの願いかなう日まで

08. 純恋


[2nd]

09. 世界は慈悲を待っている

10. 君と往く道

11. 詩人の恋

12. 虹をつかむ人

13. 君の魂 大事な魂

14. クリスマス・タイム・イン・ブルー

15. La Vita e Bella

16. 優しい闇


[Encore]

EN1. ストレンジ・デイズ

EN2. ヤングブラッズ

EN3. 彼女はデリケート

EN4. 99ブルース

EN5. インディビジュアリスト

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Light of Day

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