全国ツアー2018 "MANIJU"
コヨーテ4作目のアルバム
"MANIJU"がリリースされてから
約8ヶ月後の3月。
ようやく大阪でも
ダンスアウトする機会が訪れた。
久々の全国ツアーは、
なんと本編はコヨーテのみ。
アグレッシブな構成である。
筆者が特に心を打たれたのは
3曲めのポーラスタア。
「全てうまく動き出すように」
当時就職活動中だった自分を
励ますようなシャウトだった。
2部ではスーツ姿の元春。
この頃から元春は、
演劇のアプローチを
ライブに持ち出すようになった。
筆者は一度NYで
ブロードウェイミュージカルを
見る機会があったが、
ブロードウェイにも
第1幕と第2幕が存在する。
それぞれでどのような
ストーリー性をもたせるか。
今回の2部のテーマは
言うまでもなく「MANIJU」。
白夜飛行で客席をシェイクさせ
新しい雨で"他者”を意識させ、
純恋で一人ひとりの心の中の
大切なものに思いを馳せる。
そして禅ビートで
自分自身を探求していく。
ここで見えるものは
美しいものだけではないだろう。
心の中の
汚れた部分
黒く塗りつぶされた部分
壊れた部分
見たくないものも見てきた。
それらをすべて包み込み、
「もう心配ないよ」と、
自分の中に再び返していく。
良い悪いといった境地のない
自分の一番奥深くに。
そんなストーリーが見えた。
アンコールはクラシック曲。
ここで往年のファンの方は
一層ボルテージを上げていた。
最後はアンジェリーナで終了。
消して下を向かせない、
ポジティブなラスト。
コヨーテバンドと元春の
強固な結束力を見た。
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・セットリスト
佐野元春&THE COYOTE BAND
2018.03.11
@大阪フェスティバルホール
全席指定 1F◯列◯番
[1st]
01. 境界線
02. 君が気高い孤独なら
03. ポーラスタア
04. 私の太陽
05. 紅い月
06. いつかの君
07. 空港待合室
08. 優しい闇
[2nd]
09. 白夜飛行
10. 天空バイク
11. 悟りの涙
12. 新しい雨
13. 世界は慈悲を待っている
14. La Vita e Bella
15. 純恋
16. 禅ビート
17.マニジュ
[Encore]
EN1. 新しい航海
EN2. レインガール
EN3. 約束の橋
EN4. ヤァ!ソウルボーイ
EN5. スウィート16
EN6. アンジェリーナ
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